カプセル建築の系譜

1973 カプセルハウスK

1973 カプセルハウスK

数少ないメタボリズム建築の一つであるこの建物を、将来のカプセルの交換を含めて長く後世に残せるように、2021年5月23日まで動態保存のための資金を募っています。クラウドファンディング MIRAI KUROKAWA DESIGN STUDIO

「カプセルハウスK」は黒川紀章が長野県北佐久郡に自分の別荘として建てた建物で、「中銀カプセルタワービル」と同じBC-25型のカプセルを住宅の諸室として用いている。浅間山と正対する急斜面の敷地という自然条件に従い、人工土地に建てたコア・シャフトからキャンチレバーでカプセルが設置された。



また、道路と建物の屋上を連続した高さに揃えて駐車スペースを設けた。道路からはカプセルが見えない設計となる。 中央のコア・シャフトには玄関、リビング、階段がある。その周囲に4つのカプセルが取り付けられた。

リビングの奥に茶室が見える
階段
カプセルの比較

二つの寝室カプセルは中銀と同じ室内構成だが、開口にドーム型のアクリル窓が設置された。
寝室カプセル1
娯楽室を寝室に改修した寝室カプセル2。ベッドや棚は大丸に依頼した特注品。丸窓横の手洗いは取り外した 娯楽室の丸窓の前で話す鈴木敏彦と黒川未来夫。

厨房カプセルでは丸窓の代わりに、アルミサッシのはめ殺し窓と片開き窓が設置された。
厨房カプセル

茶室カプセルは、小堀遠州の茶室を参照して作られた。
茶室カプセル

「黒川紀章展」(2007年)のカタログには、「メタボリズムと共生の実験。軽井沢に存在する、目立たないが目立つ建築。」と記されている。竣工検査には建築・消防の係員だけでなく多数の人が見学に訪れた。「よほど建物が珍しかったのだろう」と茂木氏は振り返った。

建築データ
所在地:長野県
設計/竣工期間:1971–1973年
建築面積:75.82m2
延床面積:103.32m2
構造規模:鉄筋コンクリート造 地下1階地上1階
バスルーム:FRP一体成型

メディア掲載
2021年4月8日
TimeOut(タイムアウト東京)の記事で「カプセルハウスK」が紹介されました。
「山奥に眠るメタボリズム建築の傑作が宿泊施設へ」

カプセル建築の系譜 カプセル・イン大阪

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